目次
1 研究の背景と在日パキスタン人児童の言語的背景(問題のありか;フィールドの背景および調査の概要;言語選択の量的分析―どの言語をどれだけ使うのか)
2 コードスイッチングの語用論的な機能(運用能力はコードスイッチングに影響を与えるのか;ウルドゥー語・日本語の切り替え―教師と児童の境界をつくる;ウルドゥー語・日本語・「ですます体」の切り替え―スタンスの構築)
3 指標性を用いた多言語使用(ウルドゥー語での引用―児童が投射する大人の「声」;南アジア風の日本語の使用―教師・児童の境界を越える;縦横無尽のスタイル使用―先生から芸能人まで;結論)
著者等紹介
山下里香[ヤマシタリカ]
1985年生まれ。2014年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(言語学専門分野)満期退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、ロンドン大学バークベックカレッジ応用言語学科訪問研究員を経て、東京大学東洋文化研究所にて日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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