目次
1 教師力(めざせ、教師力アップ!;OPIを知ろう!;OPIで身につく教師力)
2 授業に活かすロールプレイ(タスク先行型ロールプレイ;ロールプレイカードの選び方・作り方;ロールプレイ活用の10のヒント;ロールプレイを生かした10の授業展開例)
3 OPIに基づく会話試験開発(会話レベル表に基づく会話授業;シングルスケールの会話試験;会話試験の評価法;会話試験実施例;会話試験のためのワークショップ)
4 「学びの共同体」をめざして(「個人力」から「チーム力」の時代へ;共に育て合う授業力;「学びの共同体」作りのための学内教師研修)
著者等紹介
嶋田和子[シマダカズコ]
学校法人国際青年交流学園イーストウエスト日本語学校副校長。1946年東京生まれ。津田塾大学英文科卒、放送大学大学院文化科学研究科修了。外資系銀行勤務を経て日本語教師となる。現在は教師の指導、学生の日本語指導・進学指導に当たる。地域社会、小・中学校、大学等とのネットワークの構築を目指す。ACTFL‐OPIトレーナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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satochan
1
学習者に会話をさせるというのは実に難しい。質問力だけじゃなく相手が話したいと思う雰囲気や会話を待つ力なども問われる。この課でこれを勉強すると日本語を使って何ができるようになるのかを明確にすることが重要。求められるのは学習者が今持ってる力より少し難しめの質問。言語的挫折が起こったら難度を下げたりしてスパイラル的に突き上げる。会話練習の時は学習者が遭遇すると思われる場面、機能を選ぶ。新聞記事などは教師自身もただ意見を引き出すだけでなくそれに対する自分の考えをしっかり持っていることが大事。2024/06/02