内容説明
南アルプス北岳で登山者の死体が発見された。落石事故と思われたが、健康保険証から被害者は豊科町の西島利広で、死体のそばに残された血文字から殺人事件と断定された。長野県豊科署の道原伝吉刑事は、捜査を開始するが、被害者は三年前に突然失踪し、変名で各地を転々としていた。数日後、捜査が難航するなか、穂高岳の涸沢で、頭を割られて死んでいる男が見つかった。西島と同じ手口から、連続殺人として道原は事件解決に奔走する。そして、西島の逃避行の理由が判明したとき、意外な事実が…。山岳推理の旗手が贈る傑作。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。昭和55年「九月の渓で」で第三回小説宝石エンタテインメント小説大賞を受賞。現地取材と登山経験を生かした山岳ミステリーの第一人者として、精力的に執筆を続けている
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