ピア・ラーニング入門―創造的な学びのデザインのために

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894762886
  • NDC分類 375
  • Cコード C3081

出版社内容情報

ピアとは仲間、同僚(peer)という意味の言葉。ピア・ラーニングとは、近年、いろいろなところで耳にするようになっている「協働」の理念に基づく学習である。本書では、まず、理論編として、地域や学校などさまざまな分野で 具現化された協働の形を紹介したうえで、日本語教育における協働のありかたをさぐる。実践編として、ピア・レスポンスおよびピア・リーディングの具体的な学習活動の例について紹介、解説し、その意義について検討する。

目次

第1章 協働とは(協働の定義;市民協働の原点 ほか)
第2章 さまざまな協働の学び(対話的問題提起学習;シナゴジー理論による相教学習 ほか)
第3章 ピア・ラーニングとは(学習観の転換と協働の背景;ピア・ラーニング ほか)
第4章 ピア・レスポンス(ピア・レスポンスとは;協働学習としてのピア・レスポンス ほか)
第5章 ピア・リーディング(読解授業の問題点;ピア・リーディングのはじまり―なぜピア・リーディングなのか ほか)

著者等紹介

池田玲子[イケダレイコ]
東京海洋大学海洋科学部海洋政策文化学科教授。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)。専門は日本語教育学、日本語表現法。小、中、高等学校の教員を経て、拓殖大学日本語センターの日本語教師、お茶の水女子大学文教育学部では日本語教育と日本語教師養成に携わる。2004年より現職

舘岡洋子[タテオカヨウコ]
早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は日本語教育学、言語教育学、教育心理学。1987年よりアメリカ・カナダ大学連合日本研究センター、2001年より東海大学留学生教育センターを経て、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るん

1
日本語教育の知見とビジネスの組織開発論の親和性は高いと思うんだよなあ。。。著者の舘岡先生も、もともとビジネス出身だし、やっぱり学びはどこにでも存在するし、誰にでも開かれていると感じる。協働学習の考え方、働き方改革やティール組織と結構似てる気がするんだよなあ。うーん、、。日本語教育とビジネスがシナジーを起こしたら、とんでもなく素晴らしいものが出来上がるのになぁ。なんてことを思いました。2019/02/24

nano87_coco

1
図書館で軽く読んだ。 ピア・ラーニングとは「peer(仲間)」と協力して「learn(学ぶ)」ということだそう。2つ目的があるそうで、1つは課題の遂行、2つ目は社会的な関係を築く&自分を発見する ということだそう。 実際やる際の試行錯誤、問題点など丁寧に説明してありますが、教師が教師に授業を行っているような書き口。端的ではないがわかりやすいのは◎。 ピアリーディングから内省への手助けとして ①論点の焦点化②考えを具体的に「可視化」③意見を「受容」とあり、フィンランドメソッドみたいだな…と思ってしまった。2018/07/20

宵子

1
自律学習を見直そうと思って読んだ。学習者主体の学習に書かれたもの。実践案もあるので、実際にやることもできる。2014/11/16

よっちん

0
図書館2016/08/23

みんみん

0
普段考えずにピア活動をやっている教師として、これを読むことで理念的なことが整理できてよかった。自分がやっていることが正しいことが分かってほっとすると同時に、明確に認識していなかった部分も認識でき、自分の教授活動をふりかえれた。全体的に事例よりも理念的な記述が多いため、すでにピア・ラーニングを実践している人向けのように思うが、やった事のない人も、あまり理念で頭でっかちにガチガチにならないで肩の力を抜いてどんどんやってみたらよいと思う。学生たちが生き生きしているのを見るのは楽しいから。2021/03/13

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