目次
第1部 語構成原論(概観;「単語化」をめぐって;語構成要素の有する意味;語構成と語の周辺的意味)
第2部 語構成と多義(語構成と多義との関わり―「なが‐(長)」を前項とする複合名詞を対象として
語構成要素の多義性と語の多義性
多義語における語レベル固有の意味について―「見る」を対象として)
第3部 「語」をめぐって(語の本質をめぐって;文法論における語規定をめぐって)
著者等紹介
斎藤倫明[サイトウミチアキ]
1954年青森に生まれる。1981年東北大学博士課程中退。神戸山手女子短期大学専任講師、宮城教育大学助教授を経て、現在、東北大学大学院文学研究科教授。専門は現代日本語の語彙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shiba
2
国語学的な語彙論・語構成論に触れたいと思い読んだ/国語学の伝統を受け継いで語彙や語構成を論じる本著を通して、自分は明確に一般言語学的な分析を好むーーというかそうでないと戸惑うらしいということを自覚/語構成要素が「単語化」を経て語となるという理論がこの研究の核/単語化のモデルでは単純語にも合成語にも同形の語構成要素が想定されるのだが、その語構成要素について語ることは(語と比して)結局何について語ることなのか?がいまいち理解できず/3部の、国語学における文法理論の概観と考察、問題点の指摘が興味深く学びがあった2024/08/29
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