だれでもわかる地域通貨入門―未来をひらく希望のお金

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894740112
  • NDC分類 337
  • Cコード C0036

内容説明

1990年代後半、円やドルなどのように国際的に使われるお金は、国際金融市場の中で不安定な姿をさらけ出しました。混乱する世界経済の中で多くの国と人々が苦しんでいます。一方で、世界的文学者ミヒャエル・エンデが提起したお金に対する問いかけが多くの人々の共感を呼んでいます。このような時代の流れを背景に、最先端の経済学者から商店街のおじさん・おばさんたちまでが注目する新しいお金と人の関係が生まれ始めています。世界の2600ものコミュニティで試みられている「地域通貨」の実験がそれです。日本でもすでに各地で地域おこしのツールとして試みられています。「地域通貨」とは一定の限られた地域の中でのみ発行し、信頼に基づいて流通するお金のことです。本書ではこれまでのお金の歴史と問題点を簡単に説明した後、「地域通貨」について説明しています。世界各地で行われている実例を紹介し、また自分たちで「地域通貨」のシステムを立ち上げたいという人のために、その方法も紹介しています。

目次

第1章 お金の歴史
第2章 今のお金の何が問題なの?
第3章 地域通貨ってなに?
第4章 地域通貨の歴史
第5章 現代の地域通貨
第6章 地域通貨がつくる未来―仮想インタビュー集
第7章 地域通貨に関するQ&A
第8章 LETSを立ち上げよう―LETS導入マニュアル・日本版

著者等紹介

あべよしひろ[アベヨシヒロ]
1964年、横須賀生まれ。関東学院大学文学部社会学科卒。「ネットワーク地球村」会員。「永続可能な社会の実現を目指すグループN・W・O」代表。「レインボーパレード」実行委員。「LETS普及実行委員会レインボーリング」世話人

泉留維[イズミルイ]
1974年、広島県生まれ。2000年、同志社大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍
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感想・レビュー

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宮野準也

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・お金の歴史 もともとは物々交換だったが、物々交換では同じ価値でも需要と供給が合わない場合があり、とても不便なため、通貨ができた ・無から生まれるお金 銀行は、利子をつけながら、実在しないお金を貸し出している。この世はないお金が回っているのだから、誰かは絶対に足りていない ・地域通貨事例 多くの地域通貨は、マイナス利子(期限シール)を用いて循環させている。うまくいった事例も多くあるが、国がコントロールできないので、辞めさせたりしている。2016/02/25

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