内容説明
三重県南勢町で漁村暮らし40年。海に生きる人びとの聞き書きを重ねている著者が、熊野灘沿岸をはじめ全国各地の漁村をめぐり、漁民たちの暮らしや習俗、海辺の環境問題を細やかな筆致で描く異色の歳時記。
目次
秋(椰子の実―三重・南勢町;コノシロ―三重・伊勢市;わらじ祭―三重・大王町 ほか)
冬(サンマ漁―三重・熊野市;アンコウ―三重・紀勢町;籬のある村―石川・輪島市 ほか)
春(春告げる魚―愛知・南知多町;磯の香―三重・磯部町;ボラ網漁―三重・尾鷲市ほか ほか)
夏(ハマナスの咲く丘―北海道・苫前町;痩せていく浜―三重・紀宝町;鯨の港―千葉・和田町 ほか)