出版社内容情報
企業合併のニュースが頻繁に新聞の紙面をにぎわしている。一見華やかな企業合併のニュースの影で、A.T.カーニーが一昨年から昨年にかけて世界各地で行った調査によると、115の合併事例のうち、58%の企業が経営陣の設定した価値目標に到達していないという。なぜか? 本書は、ポスト・マージャー(合併後)の統合プロセスこそが真の意味で企業合併成功の鍵であると説く。なぜなら、M&Aの成功は「成約」ではなく、そのもっと先にあるからである。過去多くのM&Aにおいて多くの経営者がこのプロセスを十分重視しなかったために失敗を犯し、一方でM&Aにおける勝者はポスト・マージャーにこそ心血を注いできたのである。本書では、そのポスト・マージャー・プロセスに焦点をあて、経営者が何をしたら良いのか、何をしてはいけないのか、ということを、合併後の企業がつまずきやすい領域として、7つのポイント(ビジョン、リーダーシップ、成長、初期成果、企業文化、コミュニケーション、リスクマネジメント)にわかりやすくまとめている。長年のM&Aに関するコンサルティング経験から得られた知見とアドバイスがふんだんに盛り込まれており、豊富なケーススタディとチャートも理解を助け、実践に役立つ構成となっている。合併による巨大な規模と範囲のメリットを享受するためには、経営者はかつてない規模の経営を行いつつ、堅実な手腕で統合を進めなければならない。本書は、昏迷の時代にあって、目の前に横たわる多くの課題を克服しながら戦略上の重要な施策としてM&Aを行い、そこから価値を生み出そうとする経営者必読のM&A戦略書である。
【目次】
第1部 合併中毒――株主価値への突進
第2部 合併を成功させる7つの法則――合併目的が何であっても、適用すべき法則
法則1 ビジョン
法則2 リーダーシップ
法則3 成長
法則4 初期成果
法則5 企業文化
法則6 コミュニケーション
法則7 リスクマネジメント
第3部 今後の企業統合――まだ見えない企業統合の前途
内容説明
本書は、ポスト・マージャー・プロセスに焦点を当て、そこで経営者が何をしたら良いのか、何をしてはいけないのか、ということを、実例をふんだんに取り入れながら七つのポイントにまとめている。M&Aの成否自体については、取引後の企業の株価をトレースして、客観的な判断を加えた。
目次
第1部 合併中毒―株主価値への突進
第2部 合併を成功させる7つの法則―合併目的が何であっても、適用すべき法則(ビジョン;リーダーシップ;成長;初期成果;企業文化;コミュニケーション;リスクマネジメント)
第3部 今後の企業統合―まだ見えない企業統合の前途
著者等紹介
トレム,ミヒャエル R[Tr¨am,Michael R.]
A.T.カーニー社ヴァイス・プレジデント。法学博士。事業戦略とリストラクチャリングが専門分野。同社欧州ポスト・マージャー・インテグレーション・グループのリーダーであり、さまざまな業界の国際的M&Aに幅広い経験を有する
ハベック,マックス M[Habeck,Max M.]
A.T.カーニー社プリンシパル。ドイツA.T.カーニーマネジメント・チーム・メンバー。専門は、事業戦略と合併後の統合支援。1995年から1998年まで米国にてコンサルティングに従事。米国企業のM&A支援業務についても豊富な経験を持つ
岩本朗[イワモトアキラ]
東京大学経済学部卒。ペンシルヴァニア大学ウォートン経営大学院MBA取得。大手銀行NY支店勤務等を経てA.T.カーニー入社。主に企業金融・M&A関連のプロジェクトを専門とする。日本・米国証券アナリスト(CMA、CFA)
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