- ホーム
- > 和書
- > コンピュータ
- > プログラミング
- > C++、Visual C他
出版社内容情報
C++によるシステム構築への新しいアプローチを提案
本書は、C++によるオブジェクト指向ソフトウェア開発において頻繁に見られる、「複数」のパラダイム(オブジェクトパラダイムや生成的プログラミング等)を組み合わせてアプローチする「マルチパラダイム」について解説します。また、設計のプロセスをサポートするような形式、アイディア、フレームワークなどについて述べています。
本書の構成は、各章がそれまでの章に基づいた新しい概念を説明するものになっており、読者は不明な点を前章に戻ることで確認ができるようになり、理解しやすい工夫がされています。
※本書は、2001年に弊社より発行した『マルチパラダイムデザイン』の新装版にあたります。
内容説明
オブジェクトパラダイムを超えた設計プロセスをサポートする形式、アイディア、フレームワークを提供。ドメイン分析結果に基づく、これまでよりも広範な設計の視点が必要になるが、その結果として、そのドメインのためのエンジニアリングされた実装が可能になる。このためのテクニックを、マルチパラダイムデザインと呼ぶ。C++に焦点をあて、具体的、実践的に考えていく。マルチパラダイムデザインのテクニックは、型システムを持つプログラミング言語や、そのほかの実装テクノロジに対しても汎用的に適用できる。
目次
第1章 序論:マルチパラダイムが必要とされる背景
第2章 共通性分析
第3章 可変性分析
第4章 アプリケーションドメイン分析
第5章 オブジェクト指向分析
第6章 ソリューションドメイン分析
第7章 マルチパラダイム
第8章 1つのドメインに混在するマルチパラダイム
第9章 共依存ドメイン
第10章 結論
著者等紹介
コプリン,ジェームズ・O.[コプリン,ジェームズO.][Coplien,James O.]
独立コンサルタント。Manchester工科大学コンピューテーション学部客員教授。Wisconsin大学でMSCSを取得後、ベル研究所に勤務。マルチパラダイムデザインの研究でベルギーVrije大学のPh.D.を取得した。現在は、フランス、ノルウェー、イスラエルなどの企業および大学で、マルチパラダイムデザインやソフトウェアパターンの実践を行っている
平鍋健児[ヒラナベケンジ]
株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、株式会社永和システムマネジメント副社長。1989年東京大学工学部卒業。アジャイルプロセス協議会副会長。アジャイルの実践貢献者に毎年贈られるGordon Pask Award 2008受賞。3次元CAD、リアルタイムシステム、UMLエディタJUDEなどの開発を経て、オブジェクト指向技術、アジャイル型開発の実践する「見える化」コンサルタント
金澤典子[カナザワノリコ]
独立コンサルタント。東京工科大学非常勤講師。大阪大学大学院理学研究科前期課程修了。青木敦氏の雑誌連載でオブジェクト指向を知り、魅せられて富士ゼロックス情報システムに入社。オブジェクト指向のメンタリングを主業とするインアルカディアに移り、後に独立
羽生田栄一[ハニュウダエイイチ]
東京下町深川生まれ。富士ゼロックス情報システムでXEROX PARCの技術とくにSmalltalkとオブジェクト指向に出会い、それ以後、世界のあらゆる事柄をモデリングすることが趣味かつ仕事に。OO‐CASEツールの研究開発やOOシステム開発のコンサルティング・メンタリング・教育に携わり、2000年より豆蔵取締役。オブジェクト指向や開発プロセス、UML、パターン、ビジネスモデリング等に関連した活動を広く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。