データベース・リファクタリング―データベースの体質改善テクニック

アンブラー，スコット・Ｗ．〈Ａｍｂｌｅｒ，Ｓｃｏｔｔ Ｗ．〉/サダラージ，ピラモド【著】〈Ｓａｄａｌａｇｅ，Ｐｒａｍｏｄｋｕｍａｒ Ｊ．〉/梅澤 真史/越智 典子/小黒 直樹【訳】

桐原書店（2008/04発売）

• サイズ B5判／ページ数 330p／高さ 24cm
• 商品コード 9784894715004
• NDC分類 007.6
• Cコード C3004

出版社内容情報

リファクタリングは、システムデザインの改善や保守性、拡張性、パフォーマンスの向上など、
開発での幅広い有効性が証明されてきました。本書は、データベースシステムのために設計された
強力なリファクタリング・テクニックを紹介します。テーブル構造やデータ、トリガーなどをほんの
少し手直しするだけで、どんなデータベースデザインも強化でき、無駄な再作業や余分なコストを
省くことができます。また、一連の決まったプラクティスの概略が述べられており、データベースの
設計・開発にたいして、アジャイルな手法をどう取り入れるべきかが明確に示されています。不可能
だといわれていたデータベースのリファクタリング・テクニックを確立したのは、アジャイル手法の
第一人者スコット・アンブラーと高名なコンサルタントピラモト・サダラージ。彼らのおかげで、
エンタープライズアプリケーションアーキテクチャに携わる開発者やデータベースの専門家は、
自信を持って、しかも安全にデータベース設計に変化を取り入れることができるようになりました。

【目次】
第1章 発展型データベース開発
第2章 データベース・リファクタリング
第3章 データベース・リファクタリングのプロセス
第4章 稼働環境へのデプロイ
第5章 データベース・リファクタリング戦略
第6章 構造リファクタリング
第7章 データ品質リファクタリング
第8章 参照整合性リファクタリング
第9章 アーキテクチャ・リファクタリング
第10章 メソッド・リファクタリング
第11章 変換
付録 UMLデータモデリング表記法
参考文献
索引

目次

発展型データベース開発
データベース・リファクタリング
データベース・リファクタリングのプロセス
稼働環境へのデプロイ
データベース・リファクタリング戦略
構造リファクタリング
データ品質リファクタリング
参照整合性リファクタリング
アーキテクチャ・リファクタリング
メソッド・リファクタリング
変換

著者等紹介

アンブラー，スコット・Ｗ．［アンブラー，スコットＷ．］［Ａｍｂｌｅｒ，Ｓｃｏｔｔ　Ｗ．］
トロントのすぐ北に住むソフトウェアプロセス改善（ＳＰＩ）のコンサルタントである。アジャイルモデリング（ＡＭ）、アジャイルデータ（ＡＤ）、エンタープライズ統一プロセス（ＥＵＰ）、アジャイル統一プロセス（ＡＵＰ）といった方法論の創始者であり、実践的な指導者でもある。また、Ｓｏｆｔｗａｒｅ　Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ誌の特別編集委員であり、Ｓｏｆｔｗａｒｅ　Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ、ＵＭＬ　Ｗｏｒｌｄ、Ｏｂｊｅｃｔ　Ｅｘｐｏ、Ｊａｖａ　Ｅｘｐｏ、Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ　Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔといったさまざまな国際カンファレンスで講演や基調講演をしている。トロント大学で情報科学の修士課程を卒業した

サダラージ，ピラモド［サダラージ，ピラモド］［Ｓａｄａｌａｇｅ，Ｐｒａｍｏｄｋｕｍａｒ　Ｊ．］
エンタープライズアプリケーションの開発や統合を行うＴｈｏｕｇｈｔＷｏｒｋｓ社のコンサルタントである。１９９９年、エクストリーム・プログラミング（Ｅｘｔｒｅｍｅ　Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ：ＸＰ）方法論を使った大規模Ｊ２ＥＥアプリケーションに取り組んでいるときに、発展型データベース設計およびデータベース・リファクタリングのプラクティスやプロセスを先駆けて取り入れた。それ以来、そのプラクティスやプロセスを多くのプロジェクトに応用してきている。発展型プロジェクトにおけるデータベース管理、データベース周りへの発展型プロセスの適用、データベース管理に対する発展型プラクティスの影響などについて著述や講演を行い、誰もがデータベースに発展型設計を取り入れられるよう努力している

梅澤真史［ウメザワマサシ］
京都大学文学部アメリカ文学科卒。東京出身。（株）オージス総研、（株）豆蔵にて、オブジェクト指向関係のコンサルティング、システム開発に従事。現在はフリーランスの開発者として、Ｓｍａｌｌｔａｌｋをソリューションに用いた業務を行っている。２００３年度未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ

越智典子［オチノリコ］
大阪大学文学部文学科卒業。大阪出身。株式会社オージス総研にてオブジェクト指向技術に携わった後、２００１年、同社を退社。以後、フリーランスの翻訳者として活動中

小黒直樹［コグロナオキ］
早稲田大学大学院理工学研究科物理学及応用物理学専攻修士課程修了。東京出身。ウルシステムズ株式会社にてオブジェクト指向関係のシステム開発業務、コンサルティングに従事している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[fakiyer]

データベースをリファクタリングする手順やトレードオフ等についてとても丁寧に解説されている。 中にはあまり使わなそうなパターンもあったが、とても参考になる情報が多かった。 データベースのリファクタリングは難しいが、コードのリファクタリングと同じで、しないと将来的な影響がコード以上に大きいものだとも思うので、この本を参考に発展的に改善していきたい。

2020/01/12

[lapavoni]

ストアドを使ったパターンは使わなさそうだけど、パターンごとに移行手順が記載されているのがわかりやすい。絶版なのが残念。

2017/12/13

[Norihiro Kawai]

データベースの品質を評価する基準について参考にできる情報を期待していたが、そういう内容ではなかった データベースのリファクタリングは影響範囲が大きいのでそもそもリファクタリングをしなくていいような設計についてもっと言及して欲しかった。 データベース初心者が何を変更するとどういうどこにどういった影響があるかを学習するには良いと思う。

2012/12/30

[kosugi]

後半退屈すぎる. あとこの人ストアドロジック好きすぎる.

2011/08/23