出版社内容情報
本書は、数論に興味を持っている一般の人や学生向けに、数論のもっとも基本的な研究方法の一つは数えることであるという立場で、数論にまつわる計算方法を紹介しています。
利用するソフトウェアは、普通のパソコンならば使えるExcelです。もちろんExcel以外の表計算（スプレッドシート）ソフトウェアも、同じように使うことができます。数論はたくさんの例を計算してみると面白さが体験できるので、表計算ソフトウェアの特徴を活用して、計算や表を作成することを中心に、いろいろな数列を探索します。表計算ソフトウェアで、漸化式を表現したり、計算結果を表にして分かりやすく示します。基本的な話題とともに、ギリシャ数学の古代から現代社会の暗号利用について解説しています。
目次
表計算での計算法
整除性
合同式の活用
素数
いろいろな数列
方程式の整数解
整数の拡張
定数の計算など
著者等紹介
鈴木治郎［スズキジロウ］
１９５８年生まれ。上智大学大学院理工学研究科博士後期課程数学専攻を経て、信州大学医学部保健学科教授。専攻は実験整数論
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