出版社内容情報
木内晴己[キウチセイミ]
著・文・その他
大野美夕起[オオノミユキ]
著・文・その他
丸岡春美[マルオカハルミ]
著・文・その他
内容説明
小説の主題はクライマックスに胚胎している。『ベロ出しチョンマ』の主題は「いたわり」である。『走れメロス』の主題は「信実」である。『少年の日の思い出』の主題は主人公とエーミールの美的観念の違いである。『大造爺さんと雁』の主人公は、爺さんと残雪である。『赤い蝋燭と人魚』は、敬虔さを失った人類に対する復讐である。『一房の葡萄』の主人公は、問題や障害を乗り越えていない。
目次
1 主題を捉える方法(小説の主題;主題を捉える手順;主題を捉える実際)
2 テキストによる検証(『ベロ出しチョンマ』斎藤隆介;『走れメロス』太宰治;『少年の日の思い出』ヘッセ;『トロッコ』芥川龍之介;『高瀬舟』森鴎外 ほか)
付録 私の読書記録表
著者等紹介
丸岡春美[マルオカハルミ]
1962年、茨城県生まれ。国学院大学卒業後、茨城県神栖市や鹿嶋市の中学校に在職
大野美夕起[オオノミユキ]
1960年、静岡県生まれ。静岡大学卒業後、静岡県中部の中学校に在職
木内晴己[キウチセイミ]
1943年、茨城県生まれ。国学院大学卒業後、静岡県中・東部の中学校に在職。現在、CMSG(climax method study group)代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。