内容説明
仙太郎は定年が近づくある日、山手線を離れて夏の奥久慈に1人酔いの歩を進めた。眼前の川面の上流から過去が現れ、下流からは定年後の生き方が問われた。森友・加計疑惑の幕引きを狙い、憲法9条1項2項の空文化が迫り、軍需依存経済のアメリカの言いなりになり、格差貧困に向かう日本を愛する子どもたちに残すことはできないと考えるようになった。仙太郎は1人でも多く国会前に集まろうと、山手線を待つ。
著者等紹介
斉藤正之[サイトウマサユキ]
1944年1月生まれ。慶応大学商学部卒業。アルバイト経験後、サラリーマン生活(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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