内容説明
一回戦敗退チームがやがて県下を、関東を制覇する柔道部に成長していく過程には、全員退部や脱走事件があった。高校柔道部の指導を通して見えてくるものは、技術をこえた人間教育のあり方でもある。青少年スポーツの指導に何が必要かの教訓がここにある。
目次
１章 勝敗の裏にある苦脳（全員やめてしまったショック；九州で見た柔道熱 ほか）
２章 地方（千葉県）のレベルアップ（県高校柔道のレベルアップを；思い出の選手たち ほか）
３章 少年柔道で底辺拡大（なぜ幼少期からの育成が大切か；町道場の役割 ほか）
４章 世界で勝つために（北京オリンピックから学ぶこと；ヘーシンクに負けて ほか）
５章 人びとに支えられて（盛衰の裏では；病気で倒れて自殺も ほか）
著者等紹介
川嶋与四郎［カワシマヨシロウ］
１９３６（昭和１１）年、千葉県長生郡長柄町生まれ。茂原農高、日本体育大学体育学部卒。千葉県体育協会国体競技力向上委員。現在、千葉県柔道連盟副会長、講道館８段（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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