目次
1章 「つぶやき」に子ども理解の手がかりを見いだす(子どもを理解しようとする姿勢―進級への不安を読みとる;ちょっとこわいけど、どきどきして、わくわくする―なかあてを見ている子どもの気持ちを推測する;子どもの気持ちにふたをしたくない―ひりひりする言葉から学ぶ)
2章 経験を共有し、楽しさを分かち合う仲間(仲間に必要とされる経験―オニごっこでつかまっても逃げようとするケント;仲間の体験を大切にする―リレーのバトンをつなぐために;おもしろさを伝える仲間の存在―あそびの中で見せる子どもの姿を楽しむ;自分の発想が伝わる喜び―マット取りの作戦を認め合った子どもたち;共有体験を経て理解しあう―『エルマーのぼうけん』の道具づくりと探検あそび;あこがれの気持ちが仲間をつなぐ―葉っぱ集めと作品づくり;非日常を共有する―宿泊行事をとおして大きくなる)
3章 「子どもとつくる」という視点(子どもと正面から向き合う―新しい宿泊行事のあり方を模索した保育者たち;「やってみよう」の気持ちを育てる―ダンゴムシへの興味から広がるあそび;子どもにとっての必然性―自分たちのリレーをつくる;子どもにとっての安心できるあそび―縫いものとリレーを往復する子どもたち;生活を彩るファンタジー―素話からはじまった、ちゅうたろうの物語;ふしぎの心のもつ力―忍者の世界を楽しんだ子どもたち)
4章 あそびをとおしてつながり合うおとなたち(若手保育者を支える―忍者あそびの裏側をのぞく;子どもと正面から向き合うために―子どもの見方、捉え方をほぐしてくれる仲間;子どもの声を聴くために―コマ回しで見せる子どもの葛藤を受けとめる;子どもの姿を保護者と喜びあうために―子どもをよく知る保護者だからできる運動会の実況中継;地域の中で育つ子どもたち―散歩先での出会いがあそびを豊かにする;地域のプロの手をかりる―さまざまなおとなに支えられた野菜づくり)
著者等紹介
田中浩司[タナカコウジ]
東京都立大学人文社会学部准教授。博士(教育学)。専門は、発達心理学・保育学。保育者と「共に学ぶ」ことをモットーに、実践現場に身を置きながら研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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