内容説明
子どもたち一人ひとりのかけがえのない自我は、無限の多様性をはらむ現実世界との格闘の中でこそ豊かに育まれる。園庭で、路地で、はらっぱで…身近な自然や仲間とともに縦横無尽に湧き出る「ごっこ遊び」はその格好の舞台。子どもは「ごっこ」で何をおもしろがっているの?他の活動や遊びとの関係は?実践に学び実践に生きる研究にこだわり続けてきた著者が、愉快な事例の数々を紹介しながら、「ごっこ遊び」のひみつを解き明かす。
目次
第1部 ごっこ遊びの本態―現実世界と格闘して想像をふくらませるおもしろさ(多様なごっこを貫く現実的土台;リアルな対象世界への豊かな働きかけ;ごっこの多様性の根拠としての対象世界―自然・半自然・屋外・屋内 ほか)
第2部 ごっこ遊びの無限性・分化と変動・自我の拡張(ごっこのはじまりと解放性;想像世界と対象世界の「融合」の多様さ;ごっこ遊び―日常の場と舞台 ほか)
第3部 保育実践としてのごっこ遊び―他の遊びとの融合と展開・融合と分化(「ごっこ遊びから」と「ごっこ遊びへ」と;海とつながった教室―「どうして?」「どうする?」「やってみたい!」;「飼育活動」と遊び ほか)
結び 遊びは湧き出るように生まれ変容し分化し交差していく
著者等紹介
河崎道夫[カワサキミチオ]
1948年新潟県長岡市生まれ。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程中退。北海道教育大学釧路校、三重大学を経て、高田短期大学教授。発達心理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆう。
suoyimi