内容説明
絵本をおもしろがっているとき、子どもたちは何かを感じ、何かを考え、しっかりと心を動かせています。この「心の動き」をとらえたら、子どもにとっての絵本のおもしろさが解明できると考えました。子どもが絵本をおもしろがっているときの心の動き、それを絵本の展開とかかわらせて分析したものが本書です。いろいろな絵本を多くの子どもたちに読み聞かせ、その心の動きをとりだす過程で、絵本によって心の動き方が違い、おもしろがる内容も違っていることがわかりました。そこで、本書では、絵本をおもしろがっている子どもの心の動きをもとに構成してみました。
目次
第1章 子どもにとっての絵本の魅力
第2章 ハラハラドキドキがおもしろい
第3章 コワイコワイがおもしろい
第4章 シミジミするおもしろさ
第5章 アリッコナイからおもしろい
第6章 くり返しくり返し読むおもしろさ
第7章 絵本の続きがおもしろい
著者等紹介
田代康子[タシロヤスコ]
1947年生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了(発達心理学専攻)。現在、昭和音楽大学助教授
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