内容説明
製紙会社のOL千野恵は、閉館間際の図書館で吸い寄せられるように黒い表紙の本を手に取った。本を開くと、そこには『ばね足男の謎』と奇妙なタイトルが―。翌日、恵にしつこく交際を迫り、付きまとっていた同僚の関口が、焼死体で発見された。恵が前日夢を見たように、炎で焼かれて…。やがて、彼女の周辺で、謎の放火事件が相次いで起こりはじめる。そこには、人々に火を吹き付け、跳躍する男の姿があった。戦慄の書き下ろし長篇ホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牧瀬ちゃみ
2
[★★★☆☆][2019年26冊目]:切り裂きジャックと同じく、史実の事件が元になって生まれた都市伝説的存在の「バネ足ジャック」・・・初めて知りました。このタイトルからしてB級ホラー感が漂っているが、読み易いしテンポもいいし、結構楽しめたと思う。何故日本に入ってきたのか、関口や斎藤老人がどういう役割を果たしていたのか、その辺は有耶無耶で終わっているのが少し消化不良。全く関係ないが、WANDSの曲を思い出した(笑)2019/01/28
ag0514@だが断る👼
1
☆☆☆★ ハルキホラー文庫。ばね足男という都市伝説の話かと思ったけど違った。途中までは面白かったけど、後半失速気味。結局、ばね足男って何?っていう感想。ぴょんぴょん跳ねながら、口から火を吐く「ばね足男」を実際に見たら、おしっこ漏らしちゃいそう。2019/05/06
kousei
0
都市伝説ホラー?ばね足男というのは自分は知らなかった。内容は本に取り付いた悪魔が人に災いをもたらす…という結構ありがちな話。2011/04/06