内容説明
カウンセラーの榊原久美子は、患者の少年加藤信二から恐るべき事実を知らされた。「山伏のような男を轢き殺してから、俺は能除太子の生まれ変わりだという怨霊にとりつかれている」というのだ。その夜、久美子は不倫相手の弘と車で帰宅中、なんと信二を轢いてしまう。信二は「の、能除太子」と呟きながら、息をひきとった。これも怨霊の呪いなのか?人間の孤独と不安を描くホラーサスペンスの傑作長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
らむり
39
セリフの言い回しは古風でしたがホラーとしての怖さは満足♪2015/10/31
Yu。
19
心理カウンセラーである女主人公の元を訪れたある少年が語る驚愕の告白をきっかけに彼女自身もソレに巻き込まれてしまうサスペンスホラー。わかる… わかるんだけど、どうしてもなぁ‥ そうなっちゃうとねぇ‥ というように共感出来ない主人公を追っかける時ほど辛い事はない…。しかも“ホラー”をちょい足ししてまでも描きたかったストーリーの割には最終的に何も活きてこないというダブルパンチを前に、はたして貴方は耐えうるだろうか(๑•̀ω•́๑)2015/06/13
No.7
1
裏表紙のあらすじでは、とっちらかってんなあ、どうなっちゃうんだろう。と、思いましたが読み終わってみると、やっぱり如何にもなりませんでしたね。でも聡くんがすごく可愛かったので良かったです2022/11/06
琵音
0
サスペンス色は強いけれど、あまりホラーには感じない。それよりも何よりも、夫と浮気相手両方から大事にされ、この女の都合のいいように事件が片付いてしまうヒロインに感情移入できないかった。2011/04/22
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