内容説明
インドの古い僧院が秘蔵する粘土板に記された驚くべき伝承。それは1万2千年前、太平洋に巨大な大陸があり、地球の異変で一夜にして海中に没したという信じがたい内容であった。1886年、チャーチワードはある高僧の導きによって、その消えた文明の聖典に出会う。「ナカール碑文」と呼ばれる不思議な文書の解読の結果、それが6千4百万の人口とともに消滅した、「ムー」と呼ばれる高度な文明社会であったと確信するにいたる。地球を襲った大異変とは?そして空飛ぶ機械を操ったムー文明とは。
目次
第1章 失われたエデンの園
第2章 輝やける太陽の帝国
第3章 ムー大陸の大陥没
第4章 太平洋に眠るムーの遺跡
第5章 人類最初の宗教
第6章 アトランティス大陸と地中海
第7章 北米大陸の古代遺跡
第8章 中米の埋れた都市
第9章 東洋の神秘な国々
第10章 栄光の都バビロンへの道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月光密造者
2
「木島日記」で取り上げられていた種本。所謂「超訳」だが、古本屋で見つけ、思わず購入。この手のトンデモ本を読むと人間の想像力の逞しさに嬉しくなる。思い込みの強さが乱暴な論理にも関わらず、太平洋の中央に巨大な大陸があったような幻想を感じさせてくれる。研究にも興味深いものが幾つか。2011/09/19
eve.tx
0
どうして文明が栄えては滅ぶのか?何だかモヤモヤした気分の頃、古本屋でみつけた。当時荒唐無稽でSFを読むような感じだった。最近になって太平洋に沈んだかも知れない記憶の産物が発見されたりして気になる。