出版社内容情報
互いに惹かれ合いながらも別れ、40年後に再会した男と女。消えることなく燃えつづける<埋み火>のような恋のゆくえ。
内容説明
互いに惹かれ合いながらも別れ、40年後に再会した男と女。消えることなく燃え続ける「埋み火」のような恋のゆくえ。ノーベル文学賞・ピューリッツアー賞受賞作家の最新恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
6
40年想い続けた埋み火のような恋。さてどう決着をつけるのか、考えるだけで胸がジーンとしてきそうなのだけど、意外にも感傷に傾かせない男の視点。それなのに、さらけ出さずそこはかとなく感じられる滋味。大富豪のブレーンとなるいきさつ、エイミの仕事中に生じたちょっとした女同志の応酬と、淡々とした面白みと、行間が広いせいで、読んで間もないのに軽く半分以上読み進んでいるような読みやすさ。2012/05/05
Э0!P!
1
酔ったフリッツは移民を口撃する演説をしてワインを割った(以前フランシスの犬が椅子に小便したのを思い出させた)・アイク・クレシ(コンチネンタル銀行、シェークスピアを愛する)がフリッツと同じ写真に写るのに拒否的態度をとりフランシスが迫った・そのことに気がついた唯一の私をアドレツキは評価し時折相談したいと言い日本人のような見た目だと言い実際そう思う・交際するうちに金を持ちすぎた人物は威厳が却ってなくなると感じる2025/02/06
さぼさん
1
いつまでたっても男は初恋の相手が忘れられないものですね.時として醜悪になりがちですが...この本はその微妙なところを表現しているように感じました.2010/01/29
整
1
一見ロマンチックな設定ですが、なかなか硬質な感触でした。2009/10/01
kinaba
0
恋だとか愛だとかが物のように手づかみに扱える年齢(そもそも年齢によるものなんだろうかこれは)になった人々によるそのテクニカルな取り扱い、という印象だ2013/09/26