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内容説明
母は願った。重い障害を持つ娘と、どうにかして言葉を交わしたい―“さわこのことばを本のようにして綴じた「じてん」は、さわこと人をつなぐ大事なものです”。「北海道新聞」くらし面で話題。
目次
1 さわこのじてん(さわこのじてんができるまで;さわこのじてんの使い方;作り方大公開!;じてん現役版の全ページを紹介します;生きたことばを育てる)
2 さわこといっしょ(さわこ;病院;声;ススキ;ぶどう ほか)
著者等紹介
今美幸[コンミユキ]
1959年北海道根室市生まれ。高校卒業後、東京の文化服装学院へ。地元に戻り、夫・祐治と結婚。重い障害を持つ娘・佐和子と「じてん」にまつわるエピソードをつづった「北海道新聞」生活面の「いずみ」(2018年1月21日)の投稿文が反響を呼ぶ
今佐和子[コンサワコ]
1991年根室市生まれ。脳性まひによる肢体不自由のほか知的・聴覚障害がある。94年、室蘭市に移り、中学卒業まで北海道室蘭聾学校に通う。小樽市の北海道高等聾学校卒業後、室蘭に戻り、現在は市内の通所施設に通う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
7
脳性まひによる肢体不自由、知的・聴覚障がいのあるさわこさん。「人とのやりとりができるようになるかも」と言われろう学校に入学。自分の名も物には名前があることも知らなかったがカードを使っての先生の粘り強い働きで言葉を使ったやりとりをする手掛かりをつかむ。おかあさんが毎日の生活で使いやすいようにと手作りした「じてん」。その1冊のうちすべてのページが公開され、エピソードも挿入。あれもできない、これもできない、と並べて言った医師、同じことを言ったあと「でもさわちゃんは笑うことができるもんね」と言った小学生。2020/05/20
みほ
2
何かの本で「愛情というのは 与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを相手からもらうことをいうのだ」 この本に出会えて感謝。自分がたくさんの愛に包まれる豊かな気持ちをいただきました。2024/04/22
さやか
0
教育ってすごい。私一人ではできなかった、というお母さんの言葉に涙が溢れた。2019/09/08