内容説明
交通事故で同乗者の女性を死なせ、厭世的に生きる亮次。幼少時に母親から虐待を受け、感情を制御できない恭介。「生きづらさ」を抱える男たちの人生は交差し、混じり合い、そして引きつけ合う。私たちの心を強く打ち、激しく揺さぶり、やがて静かな余韻を残す挫折と再生の物語がここに―。第52回北海道新聞文学賞受賞作。
著者等紹介
澤田展人[サワダノブヒト]
1954年札幌生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。民間企業を経て、北海道内で教員として高校に勤務。三十代から創作を始め、現在、個人文芸誌『逍遙通信』発行人。2018年11月、『ンブフルの丘』で第52回北海道新聞文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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