内容説明
巨大地震がやって来る―。私たちの過去と未来を知る鍵は足元にあった!千島前弧スリバーから南海トラフまで、地球規模の地殻運動や北海道の成り立ち、周辺の活断層やプレートの動きを最新の研究成果をもとに解き明かす。
目次
千島列島が突き刺さってできた日高山脈・石狩・十勝平野
プレートテクトニクス理論の成立
陸と海のプレートがせめぎ合う北海道
3枚おろしの北海道
北海道は大陸縁への付加から始まった
成長する大陸縁と見えてきたマントル
アンモナイト・恐竜の海から石炭の大湿原へ
新世界の始まりと北海道
オホーツクプレートと右横ずれプレート境界
日本海・オホーツク海誕生
地球環境と北海道の現在そして未来
北海道に住むヒトとその未来
北海道の大地研究のルーツ
著者等紹介
木村学[キムラガク]
1950年北海道夕張市生まれ。北海道岩見沢東高卒、北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。香川大学助教授、大阪府立大学教授を経て97年東京大学大学院理学系研究科教授。2016年東大を定年退職後、東京海洋大学特任教授、東大名誉教授。80年代に北海道、スピッツベルゲン島(ノルウェー)、米国、カナダ、中国、サハリン、ヤップ・パラオ海域、オーストラリアなどを調査、96年国際深海掘削計画・中米海溝(コスタリカ沖)首席研究員。2000年代以降、南海トラフ地震発生帯掘削計画共同首席研究員、日本地質学会会長、地球深部探査船「ちきゅう」国際委員会議長、日本地球惑星科学連合会長、日本学術会議会員などを歴任。専門はテクトニクス・構造地質学
宮坂省吾[ミヤサカセイゴ]
1943年長野県生まれ。71年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了。87年「日高山脈の上昇史」で理学博士。92年(株)アイピー(地質情報室)入社、以来地質コンサルタントとして活動。北大、北海道教育大学非常勤講師(主に自然災害論)、日本地質学会北海道支部長などを務める。近年は札幌の川の変遷、豊平川の洪水、支笏湖・苔の洞門などをテーマに調査・研究に取り組んでいる
亀田純[カメダジュン]
1974年千葉県生まれ。2004年東京大学大学院理学研究科修了・理学博士。東大大学院理学系研究科特任助教を経て13年北海道大学大学院理学研究院講師、15年から准教授。専門は構造地質学。プレート沈み込み帯の地質過程の解明に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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