内容説明
セピア色の写真が解き明かす、札幌市民の生活史。激動の時代を生き抜いた人々の表情には、眩しいくらいの輝きがあった。“街並み編”に続く第2弾、“暮らし編”が登場。
目次
第1章 明治・大正(明治・大正;花見・運動会 ほか)
第2章 昭和「戦前」(札幌まつり;冬の生活 ほか)
第3章 昭和「戦後」(戦争が終わって;年末年始 ほか)
第4章 オリンピックこのかた(オリンピックと街づくり;冬を生きる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チョビ
4
今回は比較的著者の子供時代の思い出を語る、といった程のため、昭和20,30年代のまだ貧しいのに豊かになろうとする札幌市民の生活ぶりの移り変わりが基本である。札幌オリンピックを機に少しずつながら確実に本土に近づく経済になっていくが、そこまでで寸止めというところに、貧しくとも確かな豊かさがあったなあ、という、編者が男性のためか、「隣近所の付き合い」みたいな濃厚な女の「同調圧力」の実態がわからないために、そういった無駄な感情を排除されたノスタルジーに浸れますね。2018/08/12
そーすけ
1
143*1冊目は地域ごと。2冊目は編年体。こちらは、面白くなかった……。写真に、朝倉賢氏のエッセイが添えられている体裁で、単なる感想や不確定情報が多い。3作目は、いらないです。2018/07/14