内容説明
「色弱の人にはどう見えている?」「カラーユニバーサルデザインって?」豊富なシミュレーションと実践例で誰にもわかりやすく解説。広告、デザイン、印刷業界や教育関係者も必読。色弱のデザイナーが贈る、新しい常識が満載の新しい色弱の本。
目次
第1章 私の体験(子供のころ;高校から大学へ;社会に出てから)
第2章 色弱ってなに?(実は知らないことばかり;困ることは?)
第3章 お母さんや周りの人へ(お母さんへ;周りの人へ)
第4章 新しい常識へ(知られていない色弱;動き出した北海道CUDO)
第5章 もっと知りたい人へ(色弱の基礎知識;カラーユニバーサルデザインとは)
著者等紹介
栗田正樹[クリタマサキ]
1953年、茨城県古河市生まれ。北海道大学工学部金属工学科卒、早稲田大学理工学部建築学科卒、同大学院修了。設計事務所、IT企業、CG制作会社などを経て有限会社ソノーク設立。NPO法人北海道CUDO副理事長。CG制作、建築設計、ウェブ・オブジェ・装飾品・ロゴなどのデザインや絵画制作、アニメ・ゲームの美術設定を手がける。北海道工業大学客員教授。足立育朗編著「真 地球の歴史」PHP研究所刊の絵を担当。95年以降、全国で個展を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
23
#説明歌 見えかたの違いに対応する方法詳しく書いてあるから読もう。2019/06/13
きゅー
11
自分が赤緑色弱なので読んでみることに。普段困ることは赤字校正の色の違いがわからない、肉が生か焼けたかわからない、充電器のLEDの緑と橙の違いがわからない(これは特に)ということか。それ以上にとても残念なのは、紅葉の綺麗なグラデュエーションが判別できないこと。その分、初夏の青葉の散策を楽しんでる。ところで、多くの人にとって、知覚している世界(見える世界)は常に正しいと確信して生きているのでは。現実そのものと、知覚している世界が同一ではないことを知って成長したことは、自分の人格形成に多大な影響を与えたと思う。2021/03/03
三色かじ香
5
色弱の方へどのような配慮が必要なのか、分かりやすく説明した本です。普段は、困っているようだったら助ける、色に関わる仕事をするのなら、配慮したデザインにする必要がある。1年2組へのお話が、色弱のクラスメイトは個性の一つであり、普通に接すればいいけど、マジョリティのための世界ではたまに困ることはあるはずで、そのときは助けてあげてね、ということが非常に分かりやすくて、たくさんの人によんでもらいたい文章でした。2018/10/25
まつ
4
読んだ気がするんだけど、読んでない部分もありそう。前の版で読んだのかな。科学的な説明も、本人の困ってることもわかりやすいし、カラーユニバーサルデザインのことも詳しく、初めて学ぶ人にぴったり。本人と家族に寄り添うことばづかいで読みやすい。2017/09/01
サティーシャ
3
本人の生い立ち、色弱でもデザイン系の仕事どうやってに就いたか、困ること、知ること。色弱だったゴッホの絵の見え方。明度の差に敏感なので、水中の魚の見分ける能力が高い。[灰色、青、ピンク][緑・茶]いずれも明度が同じくらい。遺伝の話。 スマホのアプリ 色のシュミレータ/色弱者の見え方がわかる 色彩ヘルパー/色の名前を教えてくれるアプリ2017/12/21
-
- 電子書籍
- リアリスト魔王による聖域なき異世界改革…