内容説明
本物の戦場と銃後の暮らしが切れ目なく続いていたあの時代―。指導者たちは何を見誤り、道民兵はどのように死んでいったのか。あの戦争を知ることは、「次の戦争」を知ること。「北海道新聞」年間企画が全体像に迫る。開戦前夜から第七師団の興亡まで。年表・用語解説付き。
目次
第1章 開戦前夜(産めよ殖やせよ;せまる足音 ほか)
第2章 日米開戦(単冠湾から;「敵飛行艇見ユ」 ほか)
第3章 軍需と動員(遺骨はなにを語るか;急速転換 ほか)
第4章 戦場(泥沼の戦線;兵士は何と戦ったのか ほか)
第5章 軍都(軍神と煎餅屋;旭日のもとに ほか)
第6章 銃後(家族が食えねば戦えぬ;流転―戦時歌手の生きた道 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おせきはん
5
人造石油が製造されていたことや、1940年に東京オリンピックだけでなく札幌オリンピックも計画されていたことは初めて知りました。旭川の遊郭や札幌のすすき野の様子、北海道大学構内のクラーク像供出をめぐるエピソードなども興味深く、戦争を当時の時代背景と照らし合わせて新しい視点から見つめ直すことができました。2016/08/11
woods
0
旭川に、有事・戦争について学ぶために行くために買った本。ゆえに、「第5章 軍都」を大いに興味を持って読んだ。 帝国陸軍第七師団 太平洋戦争の軍神となった加藤建夫さん、対米開戦に批判的だったからこそ前線に送り込まれ、その死がプロパガンダに利用されたことは、戦争とメディアを考えさせるもの。 対照的(?)な、陸軍中将まで務め、戦後も旭川に住んだ尾崎義春さんの話も興味深い。 また、軍隊があるからこそ遊郭が発展した歴史もあるが、戦争と遊郭という視点で取材した北海道新聞の取材も、歴史の発掘として評価したい。2015/09/28




