内容説明
「落花生をまくのは北海道だけ?」「たくちゃん貯金箱はお宝アイテム?」。道産子も、そうでない人も、目からウロコの新・北海道入門。
目次
第1章 行事に息づく北海道らしさ
第2章 台所が育んだソウルフード
第3章 歴史を刻む祈りの場
第4章 モノが語る時代の流れ
第5章 季節がつくる北の楽しみ
第6章 暮らしが培う道民性
著者等紹介
池田貴夫[イケダタカオ]
1970年埼玉県熊谷市生まれ。1994年同志社大学文学部文化学科美学及芸術学専攻卒業。1999年名古屋大学大学院人間情報学研究科社会情報学専攻博士後期課程中退。1997年から北海道開拓記念館・学芸員。博士(学術)。専攻は文化人類学・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
94
北海道新聞で連載されたものをまとめた1冊。興味深いことばかりで、ふーんと頷きながら真面目に読んでしまった。北海道に転勤と言うと、数年前までは飛ばされるってイメージがあって、寒いところはサラリーマン生活も辛いところのように思われていたけど、実際は遊びも暮らしもノビノビできるいい場所だった(笑)こんないい場所は、人には教えないでおこうと思う人が多いらしい。北海道の歴史もアイヌの時代を考えれば長い時が流れている。人と自然の共生が今の北海道を作り上げている。雪虫が二種類とは知らなかった。来春はトビムシを探すぞ。2013/08/26
わった
17
写真も多く、生活の歴史について書かれていました。道外の方が読まれる分には面白いかもしれませんが、今回は私の知りたい情報はあまりありませんでした。確かに川魚は食べないなぁ、とか、時候の挨拶は合わないなぁ、とか共感はありました。室内気温のデーターには驚きました。北海道が1位なのはまぁ当然なのですが、島根との差が2、5度も…。そんなところに私は居たのか、そら寒いわ…と、室内で凍えていた当時を思い出しました笑2016/01/30
マッピー
16
これは地元民がノリで描いたような本ではなく、他県出身の北海道博物館(当時は北海道開拓記念館)の学芸員が書いたものなので、調査がきめ細かい。江戸時代、松前藩があったとはいえ、基本的には明治以降に開拓されたとされている北海道。しかしこの著者は、日本人が入植する前から、北海道には長い長~い歴史があったのだと、きちんと書いてくれている。2万年前にはすでに北海道に人が住んでいた。豊臣秀吉も徳川家康も、北海道のことを気にしていた。もっと北海道のことを知らねばなあという気になりましたよ。2020/11/08
Penguin
2
【図】見つけるとついつい読んでしまうご当地ネタ(´ω`)2013/08/31
助作
0
ご当地をネタ的に扱うのではなくもっと地に足がついた内容。学術的でありながらも面白い。ちなみに北海道在住でヒグマ遭遇歴アリ。2015/05/25
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