チカップ美恵子の世界―アイヌ文様刺繍と詩作品集

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チカップ美恵子の世界―アイヌ文様刺繍と詩作品集

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  • サイズ B5判/ページ数 158p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784894536135
  • NDC分類 753.7
  • Cコード C0072

内容説明

アイヌ民族の創造のうたを布に込めたアーティストだった。アイヌ文化を守るために勇気をふりしぼった活動家だった。白血病と闘いながら、夢を持ち続けた女性だった。現代アイヌ文様刺繍を代表する作家・チカップ美恵子が遺した全作品集。

目次

1 春
2 夏
3 秋
4 冬

著者等紹介

チカップ美恵子[チカップミエコ]
1948年、釧路市生まれ。十六歳ごろからアイヌ民族伝統の刺繍を学び、油彩、アニメーション彩色の仕事などを経てアイヌ文様刺繍家に。国内外で刺繍展を開催、アイヌ文様の評価を国際的に高めた。「肖像権裁判」など数々の活動を通じ民族復権運動にも大きな足跡を残した。2002年、第六回女性文化賞受賞。2010年、急性骨髄性白血病で死去。享年六十一

植村佳弘[ウエムラヨシヒロ]
北海道新聞社編集局写真部次長。1960年、苫小牧市生まれ。千葉大学工学部写真工学科卒業、北海道新聞社に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

256
チカップ美恵子氏は、アイヌ文様刺繍家・詩人。2010年、急性骨髄性白血病で逝去。享年61歳であった。本書は彼女が残した刺繍と詩、エッセイを編集したもの。詩はあまり私の好みとは言えないが、刺繍作品はいずれも見事である。基本的にはアイヌの人たちの間で伝承されてきた文様を、作家独特の優れた感性で、現代的な意匠として定位させたもの。色彩もまた伝統色を基本としながら、時には大胆な色遣いもなされる。刺繍が施された布そのものとしても 美しいが、私はアイヌの人々の纏う伝統衣装になった時に、一層本領を発揮するように思う。2024/09/27

kaizen@名古屋de朝活読書会

88
松浦武四郎記念館で作品を拝見しました。 アイヌの文様を活かした作品。 古いアイヌの衣裳と並んでみると、継続性が分かります。 アイヌの暮らしが失われて行く中、アイヌの心を紡いでいる。2013/07/13

古青

2
手芸本かと思って読んだけどアーティストの写真集みたいでした。それでも、美しい作品の数々を堪能しました。2013/08/15

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