内容説明
雪舟や若冲などの日本画や多彩な文献を手がかりに、日本人とタンチョウのかかわりを第一人者が初集成。最新の野外調査をもとに、知られざる生態と「千羽鶴」の課題にも光を当てる。
目次
タンチョウとは(世界のツル(上))
歴史の中で(ツルを食べたのは誰?;ツルの味;ツル絵の誕生;大和絵のツル;ツルを描いた人々;タンチョウのポーズ;いとこちたきさまなれど;ツルと文芸;ツルの恩返し;アイヌのツル;ツルの一声;暮らしの中のツル;古典に生きる;世界のツル(下))
自然に生きる(九皐に鳴く;ツルの巣ごもり;嘴移し;夜の鶴;ツルの舞;鳴き合いと子別れ;渡るタンチョウ;千羽鶴;過密と過疎;鶴寿千歳;親戚ご一同様;庭の鳥;湿原を守り・造る;タンチョウと暮らすために)
著者等紹介
正富宏之[マサトミヒロユキ]
1932年北海道生まれ。専修大学北海道短期大学名誉教授。55年北海道大学理学部卒業後、大学院で動物行動学を専攻し、61年理学博士。64年9月に釧路市立郷土博物館(現釧路博物館)長に就任しタンチョウに出会う。北大中央ネパール生物調査隊で鳥類調査を担当したあと、68年専修大学美唄農工(現北海道)短期大学教授。89‐91年の同短大学長を経て2003年定年退職。タンチョウ保護調査連合などツルに関するいくつかのNGO代表や阿寒国際ツルセンター名誉館長のほか、北海道文化財保護審議会会長など各種審議会委員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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