感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふうてんてん
7
この筆者が色弱であり、デザイナーでもあり、困らなかった体験談が載っていて、自分の特性を理解して気をつけたり、人に聞いたりするなど工夫することで、様々な分野でも活躍できると分かってよかった。色の捉え方が多数派とは違うだけ。個性の一つとして捉えるという発想、他の障害と言われる特性への考え方にも応用できると思った。具体的な支援ツールも資料も豊富で役に立つ本です。2016/10/01
みにみに
5
父と息子が色弱なので読んでみました。実際にどのように見えるか、という写真(緑の葉っぱは枯れてるような色)はやはりショックですが、カラーユニバーサルデザインをはじめ、昔より配慮のある世の中になってるんだなと分かって安心しました。進学で制限はほとんどなさそう。就職は多少有りかな。ま、それはそれで受け入れないとね。うちの父は数学教師です。父の頃は理系の進学先、就職先、限られていたのかもしれないな~。2013/10/11
仮名
2
父親が色弱なのだけど、実際「色弱」ってなんだろうと思って手に取った本。著者自身の色弱の経験談から、カラーユニバーサルデザインなるものまで、色覚関連の話が分かり易く書かれている。「色弱は障害ではなくただの個性」という見方にはなるほどなあと唸らされた。僕の色覚はただマジョリティーなだけで、「正常」というわけではない。世界が実際にどんな色をしてるかなんて人それぞれ。2010/07/24
あお☆
1
カラーバリアフリーには興味があったのですが、この本は相当わかりやすいです。2009/02/12
Mayread
0
何も困っていませんが、子どもが色弱なため手に取りました。図もあって大変分かりやすく、色弱のメカニズムから、色弱の長所などもわかって、子どもにも分かりやすく教えることができました。 最近はうちの子は色が弱くて...と平気でいう時代なので、周りにも色弱のお子さんが多い印象。みんなにも勧めたい一冊です。2024/11/30
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- 和書
- 熱い手紙 文春文庫