目次
第1章 これから日本は戦争に巻き込まれるのか?
第2章 クロムウェルはなぜ戦争を起こしたか
第3章 なぜ、金融資本家たちは戦争を起こしたいのか?
第4章 国際金融資本はいかにして王様から権力を奪っていったか
第5章 「世界大戦」という壮大なフィクションを暴く
第6章 来たるべき第3次世界大戦と「国家洗脳」の手口
第7章 21世紀の戦争は「5次元化空間」で繰り広げられる
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
1959年、東京生まれ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、中国南開大学客座教授、苫米地国際食糧支援機構代表理事、米国公益法人The Better WorldFoundation日本代表、米国教育機関TPIジャパン日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シタン
19
登録するか迷ったけどしておこう。蓋然性が一見低そうな主張を、ほとんど論理だけで説得力のあるものに仕立て上げている。正しいか正しくないかはともかく、自分がいかに世界を知らないかを突きつけられて愕然とする(いつものことだが)。 「またお金の話ですか」のくだりは笑った。2019/06/01
ヘタ
18
何に対しても疑うことは必要なのでしょうが、とても難しい。だから著者のような聡い人の意見は参考になります。個人レベルでは、ここまで極端だと日常生活を営みにくくなります、が、しかし..... 政治リーダーなどのレベルでは、このような邪推をはたらかせた上で作戦を練って欲しいものです。2015/10/17
aiken
17
2015年の本。陰謀論の本。面白かった。陰謀といえばいろんな団体があるのだろうが、この本では銀行だった。欧州の老舗銀行が世界の富を牛耳ってるというお話。イギリスもフランスも日本の維新もその他の国の革命も、大きな二度の戦争も、そして現在さえも老舗銀行が仕掛けて富を独占し、各国の主要要人はそのおこぼれをもらっているらしい。いやあおっかない。なにかしら相関はあるのだろうが、因果はどうなのだろう。いや、ここまでスケールが大きいとそんなのどうでもよくなってきて、どうにもならなさ具合がディストピアSFみたい。2022/01/08
とらじゃ
17
とまべっちの主張はいつ読んでも興味深いが、すべてを受け入れる気にはならない。大銀行家陰謀説はベンジャミン・フルフォード氏も唱えていて、ありそうな話だ。いずれにしても、自分や世間の考えを「本当にそうだろうか」と一度疑ってみるのは必要だと思う。2015/07/06
kmfm
16
分かりやすいが、次第にこの本の怖い部分が見えてくる。どんどん著者の持論がエスカレートしてついていけなくなった。確かに、戦争を経済的側面から見ればそうした側面もあるだろう。あれだけ批判されているISが戦闘を続行できるのも、それを商機とかんがえる輩がいるからだ。でもすべてに当てはめようとすると極論となる。今、国会で集団的自衛権の行使について審議されて関心の高い時に、こうした本を書き出版することと同じではないかと思う。これを読まれる方は、これ以外の本もじっくり読んだ上で評価してほしいと思う。2015/06/01