もうやめよう！その法令遵守

増田 英次【著】

フォレスト出版（2012/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 245p／高さ 19cm
• 商品コード 9784894514676
• NDC分類 335.15
• Cコード C0032

内容説明

今までの法令遵守がいかにまちがっているかを心理学やコーチングの知識を駆使して説くとともに、新たに「正しく」「収益を出せる」会社となるためのコツを伝授。

目次

第１章　なぜあなたはコンプライアンスが大嫌いなのか？（人は規則では動かない！；コンプライアンス部門の人は“鬱病”になる？　ほか）
第２章　なぜルールではなくマインドを変えなければならないのか？（人は「好き」でないと記憶に残らない；盲点―法令遵守を目標にすると何が起こるか？　ほか）
第３章　なぜマインドは変えられないのか？―今のコンプライアンスはなぜ好きになれず「マインドに響かないのか」（コンプライアンスが機能しない真犯人；“他人事”の倫理要項　ほか）
第４章　マインドを変えるためにはどうすれば良いか？（個人編；企業編　ほか）
第５章　営業部門もこれで納得！―マインドを変えるコンプライアンスの実践方法（コンプライアンスという言葉を封印する；バランスホイールで「今」を知る　ほか）

著者等紹介

増田英次［マスダエイジ］
１９６５年生まれ。東京都出身。弁護士・米国ニューヨーク州弁護士。中央大学法学部法律学科卒業後、米国イェール大学ロースクール客員研究員を経て、米国コロンビア大学ロースクール卒業（ＬＬ．Ｍ．）。西村総合法律事務所（現・西村あさひ法律事務所）、メリルリンチ日本証券株式会社法務部長（個人顧客部門）兼執行役員等を経て、増田パートナーズ法律事務所設立。現在複数の上場企業等の役員、コンプライアンス委員会委員、ＦＩＮＭＡＣあっせん委員等を兼務している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Mari]

啓文堂

2020/03/19

[すべから]

コンプライアンス嫌いに向けたテーマ自体は良いが、各章書いてある内容は同じの薄っぺらい内容。マインドが大事なことは分かりきってるし、提案されている内容こそ中身のないものになりそう。これでは、知らずに法令違反を犯しちゃうケースへの対策としてまるで役に立たない。

2016/02/20

[葉]

コンプライアンス部門の人は鬱病になる例があるとして、企業の不祥事について林原、東電、九電、大王製紙、オリンパスなどが挙げられている。現場とコンプラの乖離があるとしている。マインドをかえる必要が社員や経営者に必要としている。人は自分の欲求が第一として、マズローの5段階が挙げられている。嫌なことはせずに、発想の転換をすべきとしている。キャリアは二つ以上持つべきとしている。企業側はコンプラをiPad化すべきとしている。バイトスタッフなどはセルフエスティームの向上を促さなければならない。エモーショナルコンプライア

2016/02/12

[masaharu]

法令遵守が声高に叫ばれ、社内ではとにかく規定やマニュアルが作られる。そして、それを遵守するよう管理部門がチェックする。言いたくないことを言い、言われたくないことを言われて、社内の雰囲気が悪くなる。こうした悪循環をなくすためには、もっと上を見ること。マイナスのことでなくプラスを考える。

2016/01/24

[TsuRu]

この本でやめよう....と言っているのは、“その“法令遵守であって、法令を遵守する事をやめようと言っているのではありません。あと、法令そのものの話は、ほとんど出てきません。....ってことで、中身を確認してから読んだ方が良い本だと思います。ルール重視のコンプライアンスから、エモーショナルコンプライアンスを目指しましょうという内容です。コンプライアンスに疑問を持っておられる方は、読んだ方が良いかもしれませんね(#^.^#)。

2012/11/19