内容説明
世界一有名なバレリーナになることを夢見て、バレエ学校に入学したマリー。けれども、お父さんが病気になり、練習を続けられなくなります。そこで、踊り子を描くことで有名なドガのモデルとなるのですが…。このお話は、ドガの有名な彫刻『14才の小さな踊り子』のモデルとなった少女の物語です。絵本のいたるところに、名画やそれをモチーフにした美しいイラストが散りばめられ、ドガの世界をわかりやすく紹介します。
著者等紹介
アンホルト,ローレンス[アンホルト,ローレンス][Anholt,Laurence]
英国の絵本作家。幼年期をオランダで過ごし、特にゴッホの作品に刺激を受け、芸術に深い興味をもつようになる。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで修士号を取得。夫人のキャサリン・アンホルトとともに制作した作品も多く、数々の賞を受賞
あべのりこ[アベノリコ]
本名、阿部教子。英国にてMBA(経営学修士)取得後、長年にわたり米国系企業でマーケティングの仕事に従事。長女の出産を機に、日本の子供達によりよい文化環境を与えたいとの思いで、(株)ベファーナを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Maiラピ
25
ドガの有名な彫刻「14歳の小さな踊り子」が主人公になっている可愛らしい絵本です。マリーの彫刻の後ろ姿、横向き、上半身アップと楽しめます。実際ではこの「14歳の小さな踊り子」のモデルはベルギー移民の貧しい子ども、マリーだったとしかわかってませんが、著者のアンホルトが当時のバレエ学校でのことやピンクのリボンのお話、ラストの展覧会への招待というイマジネーションを駆使して素敵なファンタジーに仕上げてます。2012/01/10
遠い日
7
ドガと「14才の小さな踊り子」(彫刻)のモデル、マリーとの出会いと、制作に関わるようになったいきさつ、そして2年後のできごと。ドガの人物像は、簡単にしか描かれていないけれど、マリーの身の上の悲しみや諦めが被さるとき、物語は深みと広がりをみせる。芸術家の苦悩も夢を手放す苦しみも、踊り子像にはこめられているのだ。2014/05/13
ばっぱら
5
ドガの絵本。2015/11/03
Sayaka
3
長女はドガが描いたバレリーナの絵が大好きなので、食いつきが良かった。有名な彫刻のモデルになったマリーという少女とドガのお話。ちょっと感動。マリーはある意味世界で有名なバレリーナになったので、良かったなぁと思う。2018/02/14
kokotwin
3
この有名な像には、こんな裏話があるんだなぁと。。マリ―だから、ドガの本当の気持ちをしることができたのかもしれない。だから、すてきな像になったのかもしれないなぁ。2013/11/07
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