内容説明
ベイヤーンの森で生まれ育ったリンは、誰にも言えない秘密を抱えていました。あるとき、兄ラゾのすすめもあり、森を離れ、宮殿に行く決意をします。仕事にも慣れたころ、ケル王国との国境付近でベイヤーン王国をおびやかす謎めいた事件が起こります。そこで、不思議な力を持つ、イシィ、エナ、ダーシャの3人が謎を突き止めるためケル王国へと向かいます。3人にあこがれをいだくリンは、いてもたってもいられず一行に加わるのですが…。容易ではない旅の果てに4人を待ち受けていたのは、彼らを殺そうとたくらむ人物でした…。リンの心の成長を軸に展開する、シリーズ集大成の第4作。
著者等紹介
ヘイル,シャノン[ヘイル,シャノン] [Hale,Shannon]
アメリカ出身の作家。2003年“The Goose Girl”でデビュー。つづく“Enna Burning”、“River Secrets”で、ファンタジー分野での人気を不動のものにした。2005年出版の“Princess Academy”は、2006年のニューベリー賞オナーブックに選出され、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストにもランクインを果たす。また、映画化された恋愛コメディ“Austenland”をはじめ、“The Actor and the Housewife”など、大人向けの作品も執筆している
中原尚美[ナカハラナオミ]
福岡県出身。西南学院大学文学部英文学科卒業。バベルの本科、英米文学翻訳講座修了後、専科インストラクターとして受講者の指導にあたる。その他、翻訳オーディションおよびコンテストの審査やバベル翻訳大学院(USA)修了作品の指導を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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