内容説明
じぃじぃとかくれんぼするとき、じぃじぃはわざとまけてくれる。でもこんどだけは、じぃじぃをみつけることができなかった。ベッドのした、きときのあいだ、ヤギのうしろ、いろいろさがしたけど、まだみつからない。本書は、青少年向け作家であるアイリーニ・サヴィデスと、期待の新人イラストレーター、オーウェン・スワンが、幼い心に刻まれた家族の絆を、絵本として表現した作品です。
著者等紹介
サヴィデス,アイリーニ[サヴィデス,アイリーニ][Savvides,Irini]
ギリシャ・キプロス系の血を引いた作者は、1967年にオーストラリア、シドニーに生まれる。シドニー大学卒業後、中・高校で英語と演劇の教師となる。マッコーリー大学の修士課程で書いた小説“Willow Tree and Olive”が2001年に処女作として出版されるなど、教職のかたわら青少年向け作家としても活躍している。現在はブルーマウンテンに在住
スワン,オーウェン[スワン,オーウェン][Swan,Owen]
フリーランスのイラストレーター。1975年オーストラリア、シドニーに生まれ
きくたようこ[キクタヨウコ]
菊田洋子。神奈川県横浜市出身。外資系企業で外国人付秘書として働く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
71
優しい絵、優しい気持ち、優しい想い。おじいちゃんへの想いが溢れている。切ないが温かい絵本。2013/04/14
tokotoko
39
★オーストラリア★作家アイリーニさんと、画家オーウェンさんには、シドニー生まれ、ブルーマウンテンで過ごしたという共通の経験があります。偶然の淡い絆で結ばれた2人が、子どもの心の中の「家族の絆」の表現に挑んだ作品です。絆を追いかけるのは、ボク。家の中から外へ、ひたすら探し続けます。そして見つけたものは…。読み終わってから、ブルーマウンテンを検索し、その後もう一度、絵本を眺めました。そしたらふと、ブルーがすごくきれいだったことに気づきました。作家さんと画家さん2人の絆の色かも、って思いました。2015/02/26
月子
28
おじいちゃんのこと思い出しました(*˘︶˘*)2013/10/01
ぷれば
14
たいせつな人を喪う気持ち…いつの時代でも、どこであれ、人々の悲しみ、寂しさ、辛さは変わらない。オーストラリア出身の作家とイラストレーターによる、とても優しく心に染み入る絵本。2016/03/11
gtn
9
新しい生を受け、こどもになったじぃじぃが、「もういいよ」という日が来るかもしれない。2019/10/22