感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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似たような発想の歌が多くて、読後はちょっと膨満感。塚本邦雄の解題がよかった。2023/11/25
保山ひャン
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田中浩一の第二歌集。『原罪進行形』表紙が著者自身による絵画「浮かぶ男」だったが、この第二歌集カバー絵は著者自身による「われら皆一本の螺子」、扉絵は「洋梨上の国」。人類海鼠説、洪水伝説、異形懐胎、胡桃の中の銀河、紅葉まつさを、異界よりの風穴、骸骨、うつろ国、われこそ魔物、闇な忘れそ、超遠近法、存在理由?、獏絶滅、生死銀行、かはたれ、髑髏、未来流刑地、脳無革命。塚本邦雄の解題「響く彼岸の聲」。『原罪進行形』は密室の書斎から発せられた嘆きだったが、本書は視野が拡大し、フットワークも駆使して外に出た感がある。2015/09/18
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- 和書
- 生命活動として極めて正常