日本の素朴絵

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894448957
  • NDC分類 721.02
  • Cコード C0072

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

conyTM3

10
やっぱり仙厓義梵、最強かも⁉︎ 「素朴絵」といいながら、なぜか石仏も。 でもかわいくて癒される。2021/07/13

きゅう

9
今度同タイトルの美術展を見に行くので予習のために。どの絵もあまりのゆるさに笑っちゃうんだけど、絵を専門としない人が一生懸命工夫をこらして描いたものだったり、知識人が心のままに筆を走らせた結果生まれたものだったり、それぞれのバックグラウンドに思いを馳せながら眺めるとまた違った側面が見えてきてより楽しめる。謎の構造になっちゃってる建物とか太鼓橋がほんとに可笑しいんですが、じゃあ描いてみろと言われたら自分はちゃんと描ける自信ないです……。笑ってごめん!w 美術展は三井記念美術館にて7月6日から9月1日まで。2019/07/01

nizimasu

8
自分の好きなジャンルの絵というのをここまで、タイトルで見せてくれたのにびっくり。よくよく考えれば、安西水丸サンもユネスコの世界無形文化遺産になった山本作兵衛さんの作品も素朴画の系譜に連なるなあと思うばかり。白隠さんや蕪村の絵とかはすでに見ていて眺めていても楽しいし、昔の絵巻物の「素朴」としかいいようのない味わいの深さに、もう顔がほころびっぱなしでした。言葉を通じてその世界を定義することで見えてくる世界があるんだなあと本の感想とは違うのだけれど、気づかされてものすごく、読んでいてうれしくなる本でありました2015/01/17

tsubomi

5
2015.06.28-07.27:狩野派などの正統派絵画に対して、素人っぽいデッサンの不具合や奇妙な構図や漫画的なコメントが入っている摩訶不思議な“ゆる絵”の作品を集めて紹介したもの。この本に収録されていない作品も多々ありますが、大雑把に“ゆる絵”の系統を掴むにはちょうどいい分量です。与謝蕪村のような著名人も紹介されていますが、特に気に入ったのは仙厓義梵(せんがい・ぎぼん)の作品群。子供がひよこみたいに描かれていたり、羽目を外す庶民たちを皮肉・滑稽味を交えて描いた花見の風景など、可愛くて新鮮です。2015/07/27

なおこっか

4
東京ステーションギャラリー“みちのく愛しい仏たち”展や、『人がつなぐ源氏物語』を読むにつけ、造形のプロではない人々が庶民のために仏を掘ったり絵を含めた写本をしたりしていた時代があったのだと実感。往々にしてそれらの拙い制作物はちょっと可愛い。本書のいう“素朴”はややふわっとしていて、仙厓さんや尾形乾山のように激上手だけど描線が少ない人も含まれる(それはそれで大変好き)が、全てが手作りの時代、制作の裾野を支えた人々の軌跡はもっと注目されていい。手本もない中で描いた苦心の結果が色々見られて楽しい。2024/02/19

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