感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月
5
ケストナーがその才能を愛し、ほぼ全ての作品の挿絵を担当した画家ヴァルター・トリーア。12年間表紙を担当したイギリスのポケットマガジン「Lilliput magazine」を中心にユーモア溢れるイラストを堪能出来る。玩具に囲まれてニコニコと絵を描く、そんな姿が浮かんでくる。2020/01/25
保山ひャン
2
ヴァルター・トリーアが1937年から12年間表紙を描き続けたポケットサイズの月刊誌「リリパット」から99点、トリーアが手がけた本からごく一部21点ほどがカラーで紹介された本。ユーモアたっぷりの「ヴァルター・トリーア、自身について語る」、そしてケストナーによる「プラハから来たドイツの小さな巨匠」でエピソードが語られている。「リリパット」の絵はカップルと犬が必ず描かれていて、多くの場合、犬はオチとして描かれていて、微笑ましい。トリーアは道化師のフラテリーニー兄弟と友人であったようだ。最近サーカスづいてる。2016/07/05
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- 和書
- 時間外世界 ハヤカワ文庫