内容説明
精神科臨床に長年携わってきた著者が、若手医師、研修医、医学生に向けて、精神科臨床における診立ての方法、プロセスを詳細に解説。初診での基礎情報の集め方、状態像の特定法や記載例など豊富な内容が満載。
目次
第1章 精神医学における臨床診断のあり方(臨床診断とは仮説設定である;臨床診断は予見と「疑見」を含むものでなければならない;臨床診断は「治療の成否」によって検証される)
第2章 精神科臨床診断のための基礎情報(年齢、性別、職業;主訴と受診動機(患者)and/or来院理由(同伴者)
現病歴 ほか)
第3章 精神科臨床診断の要としての状態像診断(精神科臨床診断の要は状態像の特定にある;状態像診断;状態像記載の実際例)
著者等紹介
中安信夫[ナカヤスノブオ]
昭和24年山口県宇部市に生まれる。昭和50年東京大学医学部医学科卒業、精神医学教室に入局。昭和59年群馬大学医学部神経精神医学教室・講師。昭和63年東京都精神医学総合研究所社会精神医学研究部門・副参事研究員。平成3年東京大学医学部精神医学講座(現大学院医学系研究科精神医学分野)・助教授。専攻は臨床精神医学、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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