出版社内容情報
近代日本が生んだ、最高のジャーナリストにして思想家。
生涯の著書の総数350冊、近代日本のジャーナリズムを草創し、明治・大正・昭和(戦前・戦中・戦後)と、日本の近代とともにあった蘇峰。あまりに巨大で論じられなかったその全体像を、混沌の今こそ描く! 徳富蘇峰生誕150年!!
桶谷秀昭/坂本多加雄/保阪正康/松浦玲/松本健一/新保祐司/杉原志啓/竹内洋/中野目徹/富岡幸一郎/松井純 ほか
内容説明
明治20年代、時代の新思潮を謳う新進の思想家として華々しく論壇へ登場、以後政治・経済・社会・文学・歴史など広範な領域において旺盛な言論執筆活動を繰り広げ、また『国民之友』『国民新聞』を発行・経営し、多くの後進ジャーナリストを発掘・育成。そして『近世日本国民史』全100巻で、日本という国家の歴史を描きえたこの巨人の全体像に迫る。
目次
1 徳富蘇峰と近代日本(近代日本精神史に於ける徳富蘇峰;インタビュー 蘇峰と「日本」;インタビュー 近代日本史を描きえたジャーナリスト ほか)
2 いま、なぜ徳富蘇峰か(徳富蘇峰の全体像―ジャーナリスト・新聞雑誌経営者・思想家・歴史家;蘇峰の原郷―熊本から見たその生涯;新島襄と蘇峰 ほか)
3 蘇峰をめぐる人々(横井小楠と蘇峰;勝海舟と蘇峰;福沢諭吉と蘇峰 ほか)
著者等紹介
杉原志啓[スギハラユキヒロ]
1951年山形県生。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。音楽評論家。学習院女子大学講師。日本政治思想史
富岡幸一郎[トミオカコウイチロウ]
1957年東京都生。中央大学文学部仏文科卒業。文芸評論家。関東学院大学教授。鎌倉文学館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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