内容説明
大学生の羽村結は、早朝のテレビ番組「サニーデイ・モーニング」でバイト中。慌しい現場を大小の失敗も交えて駆け回る日々、堅物の報道記者・後藤京平から生まじめに構われては胸をざわめかせている。そんなある日、つらいできごとが京平をいちどきに襲う。憔悴しているくせに毅然と振る舞おうとする京平に、泣いたらいいのに、と願う結は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
48
初読。仕事場がメインで、デートをしたりといった描写は少ないのに、お互いの心が通じていく様がわかる。2009/04/15
扉のこちら側
29
再読。巻末の短編で、家族を亡くした遺族が幸せを掴み、それを報道しようとするという話がとても良かった。2013/08/11
扉のこちら側
24
再読。2015年690冊め。今回はお仕事描写に注目して読んでみた。報道のあり方とか、死にゆく子どもを看取る親、殺人事件被害者遺族のその後とか…仕事大好きな人たちがたくさん出てくるので自分もまた頑張ろうと思える。2015/06/27
ヨンヨン
20
電子書籍。テレビ局報道局社会部の記者とテレビ局アルバイトの大学生。お得意のお仕事風景がガッツリ描かれて、仕事に一生懸命だったり、真剣に向き合っているのを読むと、あ〜私も頑張ろうと思えた。2人の気持ちが同じ方向を向いていくのは分かったけど、ラブ面が弱い。テレビ局を舞台にした、日常ドラマを読んだ気分。お話は、引き込まれて一気に読了。2016/04/13
めめめ
15
知人が昔早朝のラジオ局でバイトしていたので、その当時聞いた話を思い出しながら読了。報道の裏側って面白い。何でお互いに想いを伝えないの! んもう! んもう! とヤキモキしながら読んだ。ラブ成分は薄めだけど、眼鏡の影が顔に落ちるさまがセクシーだとか「普段ニュースを読んでるあの口が」だとか萌えるフレーズもいっぱいあったので満足。小鉄子さんが描くふんわりした髪の毛は神。2016/12/15