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内容説明
『めす豚ものがたり』で衝撃的にデビューし、「サガン以来の大型新人」として世界的に知られるようになった著者は、なぜ過去2回も、理不尽で苛酷な「剽窃」の告発を受けたのか?古今東西の文学者の創作生命を脅かした剽窃の糾弾を追跡し、表現の圧殺など創造行為の根幹にかかわる諸事象を「剽窃」というプリズムから照射する。
目次
第1部 クマたちのポルカ(フロイトの窮地;ツェランの苦悩;マンデリシュタームの皮肉、マヤコフスキーの沈黙;ダニロ・キシュの怒り)
第2部 監視のサイレン(文学のための正義;李下に冠を正さず―花を手にして公園に入ることを禁ず;泥棒!剽窃呼ばわりの小診療所;文学の監視)
第3部 フィクションの力(想像的証言;フィクションとモラル)
著者等紹介
ダリュセック,マリー[ダリュセック,マリー] [Darrieussecq,Marie]
1969年1月3日、バスク地方の中心地バイヨンヌで生まれる。高等師範学校(エコル・ノルマル)ほかで文学を研究し、1997年、「ジョルジュ・ペレック、ミシェル・レリス、セルジュ・ドゥブロフスキー、エルヴェ・ギベールにおけるオートフィクションと悲劇的アイロニー」と題する博士論文で学位を得る。1996年9月、27歳の時、処女作『めす豚ものがたり』で彗星のようにベストセラー市場に登場、1998年、2作目の小説『亡霊たちの誕生』について、アフリカ出身の中堅作家マリー・ンディアイから自作の「猿真似」だと告発される
高頭麻子[タカトウマコ]
早稲田大学第一文学部哲学科卒、同大学院フランス文学専攻博士課程中退。1996年日本女子大学文学部助教授に着任、2002年より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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