幻の野蒜築港―明治初頭、東北開発の夢

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894348929
  • NDC分類 517.82
  • Cコード C0021

目次

序章(野蒜築港概要;新聞史料)
第1章 築港の時代(維新のあとの宮城;困窮の原因;喘ぐ士族たち;士族に向けられる視線)
第2章 築港によせる期待と不安(国家プロジェクト野蒜築港;地域意識)
第3章 築港をめぐる風景(工事という近代化;工事に携わる人々;騒がしい日常)
第4章 終焉(表面の順調;不穏な空気;市街地払下とコレラ;嵐の後)
終章 開発の記憶(築港を振り返るとき;真山青果『焔の舞』;地域に残る記憶の断片;記憶の行方;新しい物語り;終わりに―三月十一日を越えて)

著者等紹介

西脇千瀬[ニシワキチセ]
1972年宮城県生。東北大学理学部卒・東北大学理学研究科博士前期課程修了。東北芸術工科大学博士課程中退。地域社会史研究者(民俗学)。野蒜周辺の地域誌『奥松島物語』の編集に携わる。論文「地域と社会史―野蒜築港にみる周縁の自我」で第7回河上肇賞本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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yooou

6
☆☆☆☆★ 野蒜港はじめて知りました。そして知られざる地元史の数々堪能しました。つーか、こんなことをやりたいんだ僕はと強く思いました。2013/05/29

takao

1
☆野蒜築港のモデルがイギリスとのことだが、明治24年に東北本線が全線開通していることを考えると、国内物資輸送として海運から鉄道への転換期だったことも計画放棄の大きな理由だと思う。戦後の太平洋側の開発もことごく失敗しているが、直接、アメリカ等へ輸出するようでなければ無理があるということだろう。2018/10/03

さんつきくん

1
明治初期、宮城県桃生郡野蒜村(現東松島市)。宮城の一漁村に過ぎない野蒜に「野蒜築港」の国家プロジェクトが計画された。それは戊辰戦争の影響をもろに受けた疲弊した東北に国際貿易港を造ることで、東北を豊かにしようというもの。結果は「幻」で終わってしまうが、当時の様子を著者が丹念に調べ上げ、記したのが本作。当時、どんな思惑と人物が混ざっていたのか。工事に参加する、藩の浪人侍(リストラ)や宮城の被差別民まで調べ上げる描写に「遠回りじゃない?」とか思いつつ、感嘆して読んだ。2013/07/19

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