内容説明
ショパンとの生活から実った音楽小説。下巻では実在の作曲家ハイドン少年がいよいよ登場、コンシュエロはウィーン、ベルリン、そして再びボヘミアの森へと旅をつづける。マリア・テレジアの宮廷での歌姫としての華やかな日々、そしてアルベルトとの永遠の愛…サンドの最高傑作、ここに完結。
著者等紹介
サンド,ジョルジュ[サンド,ジョルジュ][Sand,George]
1804年、パリに生まれる。中部フランスの田園地帯ノアンの祖母のもとで育つ。1831年、パリに出、『ル・フィガロ』紙に寄稿を始める。1832年、G・サンドの筆名で『アンディアナ』を出版、文壇にデビュー。1841年、P・ルルー、L・ヴィアルドとともに『独立評論』誌を創刊。1848年二月革命勃発、臨時革命政府メンバーの傍で積極的に活動。1849年『捨て子フランソワ』がオデオン座で大成功を収める。1864年『ヴィルメール侯爵』がオデオン座で大成功。1876年死去
持田明子[モチダアキコ]
1969年東京大学大学院博士課程中退。九州産業大学国際文化学部教授。専攻はフランス文学
大野一道[オオノカズミチ]
1941年東京都生。1967年東京大学大学院修士課程修了。中央大学教授。専攻は近代フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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