貧しさ

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894345690
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

出版社内容情報

ハイデガー全集未収録のテクスト。ハイデガーの真価と限界を誰よりも知る、ラクー=ラバルトによる厳密な読解。

内容説明

ハイデガー全集未収録のテクスト。ラクー=ラバルトによる厳密な読解。独の降伏直後、コミュニズムを論じ、再度、「精神革命」(形而上学と技術の世界支配からの跳躍)を要請した、全集未収録の、ハイデガーの“ヘルダーリン‐マルクス論”。ハイデガーの真価と限界を誰よりも知る、ラクー=ラバルトによる厳密な読解。“革命”とは何か?“コミュニズム”とは何か?―ヘルダーリン、マルクス、そしてハイデガーを貫くドイツ精神史の問い。

目次

1 貧しさ
2 精神たちのコミュニズム
3 「貧しさ」を読む(一九四五年六月;危険と救い;精神的革命;ドイツとヨーロッパ;「宗教について」;必然の国から自由の国へ;貧しさへの意志)
4 ドイツ精神史におけるマルクス―ヘルダーリンとマルクス

著者等紹介

ハイデガー,マルティン[ハイデガー,マルティン][Heidegger,Martin]
1889年9月26日、ドイツ・メスキルヒ生。1976年5月26日、フライブルクにて逝去。カトリック教会の奨学金を得てフライブルク大学神学部に入学するが、哲学部に転部。1915年、リッカートのもとで教授資格を取得(提出論文「ドゥンス・スコトゥスの範疇論と意義論」)。フッサールに現象学を学び、1927年、主著『存在と時間』を刊行。マールブルク大学、フライブルク大学にて教鞭をとる。1933年、フライブルク大学総長就任。総長就任式で講演「ドイツ大学の自己主張」を行う。翌年、総長職を辞し、以後、ヘルダーリンとニーチェの読解を通じて哲学的思索に専念。1945年、ドイツ降伏後、ナチ政権との関係のため教職活動を禁止される(‐1951)。この間も講演、執筆は続けられ、世界の思潮に多大な影響を与える

ラクー=ラバルト,フィリップ[ラクーラバルト,フィリップ][Lacoue‐Labarthe,Philippe]
1940年9月26日、フランス・トゥール生。2007年1月27日の深夜から28日の未明にかけてパリにて逝去。幼少期よりカルヴァン派の宗教教育を受ける。ボルドー大学にてジェラール・グラネルに師事し、ハイデガーを学ぶとともに、「社会主義か野蛮か」の活動を通じてリオタールらと親交をもつ。1967年よりストラスブール大学にて教鞭をとり(‐2002)、同僚のナンシーとは生涯の友となる。1983‐93年、カリフォルニア大学バークレー校客員教授、1988‐89年、国際哲学研究院会長を務める。1995年「フリードリヒ・グンドルフ賞」受賞

西山達也[ニシヤマタツヤ]
1976年生まれ、東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)博士課程満期修了。日本学術振興会特別研究員(PD)。2001/02年度、フランス政府給費留学生(哲学)としてストラスブール・マルク・ブロック大学に留学、ラクー=ラバルトの指導のもとDEA取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さえきかずひこ

13
1945年6月27日にヴィルデンシュタイン城で行われたハイデガーの講話「貧しさ」の言説批判を、故・ラクー=ラバルト本人と彼の弟子であり本書の翻訳者でもある西山達也が共同で行なっているように受け取りうる一冊。ヘルダーリン本人が書いたのか出所の怪しい「精神たちのコミュニズム」というテクストから、恣意的にきわめて一部だけを引用し、敗戦したドイツの貧しさを豊かさに読みかえようとし、コミュニズムを否定するハイデガーの巧緻(狡知)極まるレトリックがどのように展開されたかは巻末の訳者による改題が丁寧に解きほぐしている。2019/06/20

ひろゆき

4
ナチス敗北後の1945年6月のハイデガーの『貧しさ』と題した講演。それにとりあげた「我々においてはすべてが精神的なものに集中する。我々は豊かにならんがために貧しくなった」という言葉を含むヘルダーリンの『精神たちのコミュニズム』、そしてラクー=ラバルトが解題と、同じくヘルダーリンを読んでいたマルクスとハイデガーとの関係を論じる。けっこうハイデガーはマルクス読んで積極的に評価していたのね。思想界の最右翼とマルクスの不思議な邂逅。2012/12/21

やまだてつひと

2
「我々は豊かにならんが為に貧しくなった」と貧しくなる事が豊かになるという意味の転倒を狙った事について、ハイデガーが何を考えていたのかを考察している本。  このテクストが発表された時代背景等を知ればこの意見が、意味の「転倒」をしたくなるであろう心情を推し量る事は出来る。  ただ、豊かな生活をしている我々が、貧しさに対して意味の転倒を行っているという人を糾弾するという構図は物凄く残酷であると感じてしまう。必死に正当化を行い、「意味を見出す事すら許されない正しさ」とは何かを考えさせられた。2024/05/05

アルゴス

1
ヘルダーリンの断片についてハイデガーが行った講演についての考察。断片は「我々においては、すべてが精神的なものに集中する。我々は豊かにならんがために貧しくなった」というものである。ラクーラバルトはハイデガーの戦略を分析しながら、その背後にあるものを浮き彫りにしようとする。ときに話題は分散しがちであるだけに、集中的な注意が必要とされる。2017/11/05

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