内容説明
「骨のうたう」竹内浩三の詩と自筆の絵で構成!思わず吹きだす天賦のユーモアに溢れながら、ギクリとさせられる、人間の暗い内実を鋭く抉る言葉。しかし底抜けの明るさで笑いとばすコーゾー少年の青春。
目次
1 五月のように(五月のように;三ツ星さん ほか)
2 芸術について(大正文化概論;江古田の森 ほか)
3 色のない旗(ぼくもいくさに征くのだけれど;蝶 ほか)
4 入営のことば(入営のことば;兵営の桜 ほか)
5 骨のうたう(みどり葉の五月;ことしのせっく ほか)
著者等紹介
竹内浩三[タケウチコウゾウ]
1921年、三重県宇治山田市に生れる。34年、宇治山田中学校に入学。「まんがのよろづや」等と題した手作りの回覧雑誌を作る。40年、日本大学専門部映画科へ入学。42年、中井利亮、野村一雄、土屋陽一と『伊勢文学』を創刊。同年10月に三重県久居町の中部第三十八部隊に入営、43年に茨城県西筑波飛行場へ転属される。45年4月9日戦死
よしだみどり[ヨシダミドリ]
作家・画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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