脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本

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脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894345164
  • NDC分類 332.106
  • Cコード C0033

内容説明

明治維新から第二次世界大戦まで、経済・外交における失政の連続により戦争への道に追い込まれ、国家の崩壊を招いた日本の軌跡を綿密に分析、「平成大停滞」以後に向けた日本の針路を鮮やかに呈示する野心作!第1回「河上肇賞」受賞作品。

目次

第1部 「レジーム間競争」とは何か?(基本コンセプトとしての「政策レジーム」の重要性)
第2部 近代日本のレジーム間競争(政策レジーム模索の過程―明治維新から松方財政まで;「金解禁」を巡る政策レジーム間競争の過程;「小日本主義レジーム」によるデフレ脱出過程とその「擬似性」;「大東亜共栄圏レジーム」の台頭)
第3部 レジーム間競争の「場」としての通貨問題(後期松方財政はなぜ、政策レジームの転換に成功したのか;レジーム間競争の「場」としての「金解禁論争」;「“擬似”小日本主義レジーム」への転換と昭和恐慌からの脱出;「大東亜共栄圏レジーム」への転換過程における通貨システム選択の失敗)
第4部 「レジーム間競争」の歴史の教訓から何を学ぶか?―現代日本へのインプリケーション(「円の足枷」と平成大停滞)

著者等紹介

安達誠司[アダチセイジ]
1965年生まれ。ドイツ証券会社経済調査部シニアエコノミスト。東京大学経済学部卒業。大和総研経済調査部、クレディスイスファーストボストン証券経済調査部などを経て現職にいたる。専門はマクロ経済、金融、デフレ史、日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

4
議論の正しさは判断すべくもないが、問題意識は共感する部分が多く、そこからの論の運びも興味深かった。何冊か著者の本を読んだが、一番の労作に感じた。銀本位制は日本からの金の流出を招いた失策かと思っていたら、それによって日本の国際競争力が高まり輸出型の成長が進んだと言及されていて新鮮に感じた。2017/02/11

むとうさん

2
新年一発目。近年の日本のデフレと昭和恐慌期を比較して論じる本は数多くあるけれど、この本の特徴は「レジーム」と背後にある思想に着目して論じたところにある。大国思想で金本位制に拘泥したこと、松方財政の本質を見誤っていたこと、金融面に対する蔑視など様々な要素が井上財政に繋がったとする。一般的な経済モデルでは背後の社会思想は重要視されない傾向にある(と思う)が、そういう意味でも経済史の面白さが詰まっている本。金融政策のレジームシフトは正に今起きているのかもしれないと考えると、今後を考える上で参考すべき点は多いか。2013/01/01

がんちゃん

1
2006年の著書ですが、今のアベノミクスが行っている、質的量的緩和による通貨安政策を暗示しています。様々なレジームと問題点を指摘していますが、図書館本だけにじっくりとは読みきれなかったので、改めて腰を据えて読みたいですね。2015/04/27

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