内容説明
明治維新から第二次世界大戦まで、経済・外交における失政の連続により戦争への道に追い込まれ、国家の崩壊を招いた日本の軌跡を綿密に分析、「平成大停滞」以後に向けた日本の針路を鮮やかに呈示する野心作!第1回「河上肇賞」受賞作品。
目次
第1部 「レジーム間競争」とは何か?(基本コンセプトとしての「政策レジーム」の重要性)
第2部 近代日本のレジーム間競争(政策レジーム模索の過程―明治維新から松方財政まで;「金解禁」を巡る政策レジーム間競争の過程;「小日本主義レジーム」によるデフレ脱出過程とその「擬似性」;「大東亜共栄圏レジーム」の台頭)
第3部 レジーム間競争の「場」としての通貨問題(後期松方財政はなぜ、政策レジームの転換に成功したのか;レジーム間競争の「場」としての「金解禁論争」;「“擬似”小日本主義レジーム」への転換と昭和恐慌からの脱出;「大東亜共栄圏レジーム」への転換過程における通貨システム選択の失敗)
第4部 「レジーム間競争」の歴史の教訓から何を学ぶか?―現代日本へのインプリケーション(「円の足枷」と平成大停滞)
著者等紹介
安達誠司[アダチセイジ]
1965年生まれ。ドイツ証券会社経済調査部シニアエコノミスト。東京大学経済学部卒業。大和総研経済調査部、クレディスイスファーストボストン証券経済調査部などを経て現職にいたる。専門はマクロ経済、金融、デフレ史、日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruka Fukuhara
むとうさん
がんちゃん
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- 和書
- むずかしい微分積分