感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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**日本神話**日本神話ネタの小説読解の為読了。古事記の読解入門書では一押し。キリスト教の聖書もそうですが、宗教の聖典ではなく"小説"として読む場合の、文章構成、伏線の回収など「作品」としての無類の面白さをご紹介(紹介文、他より)――古事記のガイド本は数あれど、気楽に楽しめるという意味においては、かなり秀逸!この一冊でかなり楽しく、簡単に知ることができます。ただし"古事記の上巻"しかフォローされていない事に注意が必要です。ある程度読み込んでいる方には優しすぎる内容ですが、これから読まれる方にはオススメ!2013/01/28
kenitirokikuti
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図書館にて。熟読してはおらず▲大日本帝国では『古事記』は聖典であり、ふつうの文学的な研究は禁忌であった。戦後は日本神話の研究として『古事記』が用いられたが、『古事記』の作品論的研究は昭和41年の西郷信綱「神話の言語」が初めてだそうな。神野志隆光『古事記の達成―その論理と方法』(1983)以降さかんになりつつある、とのこと。本書は、三浦佑之『口語訳 古事記』(2002)のヒットを見てのもの2021/11/17