内容説明
40人を越える多彩な執筆陣が、「人間喜劇」の魅力を余すところなく浮き彫りにする。壮大なスケールで繰り広げられ、21世紀を切り拓く知恵に満ちた「人間喜劇」の全体像が見渡せる待望の一冊。
目次
1 バルザックがおもしろい(固定したバルザック像を打ち砕く;超人的なバルザック;遅れて来たバルザック読みの弁 ほか)
2 バルザックとわたし(『人間喜劇』との出会い;現代小説の誘惑;バルザックと賭け ほか)
3 ジョルジュ・サンドとバルザック(ジョルジュ・サンドとバルザック;往復書簡サンド―バルザック(一八三一年八月~一八四四年一一月)
バルザック『人間喜劇』への序文(一八五三年)―同時代人から、未来のバルザック読者へ)